「リスティング広告」ってよく聞くけど何なの?
公開日 2020/12/02
更新日 2021/09/01
「リスティング広告」って
よく聞くけど何なの?
デジタルマーケティングが普及してきた中で、多くの企業がインターネット広告を利用してきています。インターネット広告にはさまざまな種類がありますが、代表的なものに「リスティング広告」があります。ここでは、リスティング広告とはどのようなものなのか、その種類や利用するメリットなどをご紹介していきます。
まずは、リスティング広告とはどのようなものなのかを見ていきましょう。リスティング広告を知る前に、デジタルマーケティングにおけるSEMやSEOのことを理解し、その上でリスティング広告に役割などを知っておきましょう。
目次
SEMの一つ
SEMとは、サーチエンジンマーケティング、つまり検索エンジンを利用したマーケティング活動を指しており、その中身としては、大きく二つに分けられます。その二つの内容というのが、「SEO」と「リスティング広告」で、リスティング広告はSEMの一つとなります。リスティング広告は、検索エンジンを利用した広告システムで、利用した企業やサービスのホームぺージを、広告費を支払うことにより上位表示させることができます。
SEOとの違いは?
SEOは、サーチエンジンオプティマイゼーション、つまり検索エンジンの最適化を意味しており、何年も前から多くの企業で対策が行われてきました。これは自然検索に対しての対策となり、広告などを利用しなくても検索結果の上位に表示されるようにさまざまな対策をするものです。リスティング広告は広告費を支払って検索結果として自然検索の順位に関係なく、広告枠において上位表示させるというものです。
リスティング広告の
代表的なもの
リスティング広告を利用する上で、どのようなサービスを利用すれば良いのかを見ていきましょう。ここでは、リスティング広告における代表的なサービスをご紹介いたします。
Yahoo!広告
一つ目は、Yahoo!JAPANが提供しているリスティング広告で、Yahoo!広告となります。Yahoo!広告には種類があり、「検索広告」と「ディスプレイ広告」という二つに分類されますが、検索広告というのがリスティング広告にあたり、検索結果上でホームぺージを上位に表示させることができるサービスです。
Google広告
二つ目は、Google広告です。Google広告はGoogleが提供しているサービスで、検索エンジンとしては利用者が一番多いものとなっているため、その分、効果も期待できるサービスと言えるでしょう。Google広告にも複数の種類があり、「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」などがあり、検索連動型広告がリスティング広告にあたります。
リスティング広告の
仕組みについて
リスティング広告はどのような仕組みになっており、どのようなユーザーがターゲットになっているのでしょうか。ここでは、リスティング広告に仕組みと、ターゲットについてご紹介していきます。
リスティング広告の仕組み
リスティング広告は、Yahoo!JAPANやGoogleなどに広告費を支払うことにより検索結果の中で上部にある「広告枠」の中に自社のホームぺージを表示させることができるもので、閲覧したユーザーの検索結果にすぐホームぺージが表示されるため、クリックする可能性を高くすることができます。この広告費は、競合他社との入札形式になり、入札額を決めることで、競合他社が決定した入札額を元に、広告枠の中で順位が決定します。そのため、広告費を少なくした場合には、上位表示から外れ、広告としても表示されない場合もあります。
誰がターゲット?
このリスティング広告のターゲットは誰になるのでしょうか。それは、検索したユーザーです。Yahoo!JAPANやGoogleを利用して情報検索をするユーザーがターゲットとなり、ユーザーは情報を検索した際に、自然検索の結果と広告枠内の結果の両方を閲覧することになります。その中で、自分の欲しい情報や解決したい課題の答えが入っていそうなホームぺージを見つけ、クリックしますが、広告として表示させることによってユーザーから見つけやすい場所に位置するため、クリックしてもらう可能性が高くなります。
リスティング広告の
メリットとは?
ここからは、リスティング広告のメリットについて見ていきましょう。メリットには、検索上位に表示できること、ニーズや競合を理解することができること、改善や修正がしやすいことなどがあります。
メリット1:SEOに関係なく検索上位に表示できる
一つ目のメリットは、SEOに関係なく上位表示できるという点になります。自然検索上で上位表示させるためにはSEO対策としてさまざまな対策が必要となり、Googleの検索アルゴリズムの仕組みに則って多くの対策が必要ですが、その自然検索結果の順位に関係なく検索上位に表示させられるということがメリットになります。検索結果の上位に表示されることでクリック率を高めることが期待できるでしょう。
メリット2:ニーズや競合を理解した上で実行できる
二つ目に、ユーザーのニーズや競合を把握した上で広告出稿できるということがあります。これは、それぞれ設定するキーワードごとに「検索ボリューム」や「競合性」を見ることができ、特に競合他社がどれくらいいるかは、キーワードの単価などでもハッキリわかり、安いものであれば10円ほどから、高いものだと1,000円以上するキーワードがあり、その単価が高ければ高いほど競合がいると考えられます。
メリット3:改善や修正がしやすい
三つ目のメリットは、改善や修正がしやすいという点です。デジタル広告の強みとしては、すぐに改善できたりすぐに修正できたりする点で、効果があまり出ていないと感じたら、課題や改善点を見出し、修正することで、修正したデータがすぐに反映されるようになり、無駄な広告を出さずに済みます。
リスティング広告の
デメリットは?
リスティング広告のメリットをご紹介してきましたが、その一方でデメリットもあります。デメリットと感じる部分としては、費用が高額になるケースがあること、ある程度のノウハウが必要であること、運用コストが掛かることが挙げられます
デメリット1:キーワードによっては費用が高額
一つ目のデメリットは、選択するキーワードによっては費用が高額になるという点があります。これは、例えば「育毛」など、多くの悩みを抱えるユーザーがいることや、競合他社が多いため、キーワード自体の単価が高くなっており、広告費を支払うだけでも大変な場合があります。もちろん、効果があれば支払った費用以上の収益を得ることができますが、単価が高いことでデメリットに感じる方もいるでしょう。
デメリット2:ノウハウが必要
二つ目のデメリットは、ノウハウが必要という点です。ある程度のノウハウや経験が無ければ、リスティング広告で効果を出すまでに時間が掛かるでしょう。リスティング広告はただ広告を出せばよいと言うだけではなく、リンクさせるホームぺージのファーストビューなども意識する必要があるため、高い効果を出すためにはノウハウが必要となります。
デメリット3:運用コストが掛かる
三つ目のデメリットとしては、運用コストが掛かるという点です。自社で運用する場合にも人件費としてコストが掛かること、外注する場合にも外注費が掛かるために運用コストが掛かります。もちろん、こちらもそのコストを含めて費用対効果を考えていくため、回収できることが多いですが、運用するためのコストが掛かることもデメリットに感じる方はいるでしょう。
リスティング広告出稿の流れ
リスティング広告を出稿するには、Yahoo!JAPANやGoogleなどのアカウントを取得しておく必要があります。アカウントを取得するのは無料で、アカウントを取得しまえば、それぞれのホームぺージの中で流れに沿って広告出稿するだけです。ポイントになるのは、「キーワードの設定」「単価設定」「広告文やタイトルなどの設定」です。これらを上手に行うことで、広告効果を高めることができるでしょう。
リスティング広告運用で
重要な用語
最後に、リスティング広告運用には欠かせない三つの用語についてご紹介していきます。それは、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数です。
インプレッション数
インプレッション数とは、ユーザーが検索した際に、検索結果上に自社のホームぺージが表示された回数を指し、この数字が大きければ大きいほど、ユーザーがホームぺージを目にした数が多いということで、インプレッション数を上げるためには、ユーザーが検索するキーワードはどのようなものかを想定する必要があり、それにはユーザーが抱える悩みや課題を理解する必要があります。
クリック数
クリック数は、インプレッションされた自社の広告が、どのくらいのユーザーにクリックされ、ホームぺージが表示されたのかを示したもので、インプレッション数がどれだけ多くてもクリックされなければ自社のサービスや商品をアプローチできません。そのため、クリック数を高めることが必要となり、それにはキャッチーな文章やタイトル見出しが必要となります。
コンバージョン数
コンバージョン数は、クリックしたユーザーが最終的に「資料請求」や「問い合わせ」「資料のダウンロード」をしたユーザーの数を指し、このコンバージョンこそが、企業がリスティング広告を出稿する「ゴール」となります。この数字を高めるためにさまざまな改善を行います。
まとめ
ここまで、リスティング広告についてご紹介してきましたが、リスティング広告には大きく分けてYahoo!広告とGoogle広告があり、そのいずれも検索結果上で上位表示させるものということがわかりました。これからの企業のマーケティング活動にはデジタルマーケティングは欠かせない存在となっており、その中でも利用しやすいリスティング広告は利用するべき広告と言えるでしょう。当社では、リスティング広告のご相談から運用代行までおこなっております。リスティング広告を始めてみたいと考えている企業様は、是非、当社までご相談ください。