SNSってたくさんあるけど何が違うの?
公開日 2020/12/02
更新日 2021/09/01
SNSってたくさんあるけど何が違うの?
これまでWebマーケティングと呼ばれていたホームページを利用したマーケティング戦略も、ホームページだけではなくさまざまなデジタルツールを利用するユーザーが多くなったことで、デジタルマーケティングとしてその範囲を広げてきました。SNSもその一つで、企業がデジタルマーケティングを行う上では欠かせないツールとなりました。今回は、そんなSNSを利用したマーケティングについてご紹介していきます。
目次
SNSとは?
そもそも、SNSとはどのようなものか理解しておきましょう。
SNSについて
SNSとは、ソーシャルネットワークサービスの略で、ソーシャルネットとは「ソーシャル=社会的」なネットワークを指し、インターネット回線を利用して社会の人々がつながりを作るという目的を持ったサービスです。
SNSが広まった背景
SNSの代表格として広く知られているのは、FacebookやInstagram、TwitterやLINEで、これらを利用するユーザーはそれぞれのサービスで数千万人を超えています。インターネット回線の普及や、スマートフォンなどのデバイスが進化したこともこの背景にはあるでしょう。
SNSと現代社会について
SNSの広がりから見える現代社会においての消費者の行動について考えていきましょう。
ネット上でのつながりが重要視
インターネットやSNSが普及したことで、リアルに会って話すことや遊ぶことよりも、インターネットを通してコミュニケーションを図ったり、インターネットゲームをしたりと、インターネット上でのつながりが重要視されてきています。
「いつでも」「どこでも」「すぐ」が当たり前
また、現代社会においては、いつでもどこでもインターネット回線さえつながっていれば、仕事も遊びもできることから、「いつでも」「どこでも」「すぐ」というサービスが当たり前になってきています。特に、若い世代などでは、Googleなどですぐに情報が拾えるため、「答えが無いもの」に対しての行動が消極的と言われています。
企業がSNSでアプローチできること
そんな社会背景がある中で、企業はマーケティング活動を円滑に進めるため、SNSを利用してどのような活動ができるのでしょうか。
口コミマーケティング
一つは口コミマーケティングという戦略があります。繋がりを持つことを目的としたツールであるSNSを利用して、ユーザーから情報発信をしてもらい、その情報を広めることで口コミが広がり、結果的に商品やサービスの認知度を高めるということができます。
ユーザーとの接点強化
デジタルマーケティングにおいても、非デジタルのマーケティング活動においても、共通して言えることは、顧客やユーザーとの接点を多く持つことが、リード獲得をするためには重要であると言えます。そんな顧客との接点を多く持つために利用できるのがSNSです。SNSを利用することでユーザーとの距離が縮まり、SNSを通してユーザーと接点強化をすることができます。
SNSの種類にはどんなものがある?
企業が利用できるSNSにはどのようなものがあるのでしょうか。世の中には沢山のツールが存在していますが、世界的に有名で、多くのユーザーを持つSNSには、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどがあります。それ以外にもコミュニケーションツールとしてTikTokなどのツールもありますが、多くのユーザーをかかえ、多くの企業がマーケティングに利用しているツールは先述した4つのツールが代表的と言えるでしょう。ここからは、その4つのSNSのツールについて細かく見てきましょう。
Facebookの特徴と強み
まずは、世界的にもSNSという言葉を広めたFacebookから見ていきましょう。Facebookの特徴や強みについて、多くのユーザーを持つFacebookにはどのような利点があるのでしょうか。
Facebookの特徴
Facebookの特徴としては、Instagramと連動していることや、高機能な広告出稿ができることが挙げられます。利用している国内のユーザー数は2千万人を超え、世代としては40代や50代が多いと言われています。40・50のユーザーが学生の頃の友人を探したり、日常生活の一部を情報発信して活動を報告し合ったりと、40代の方が楽しく利用されている傾向にあります。
Facebookの強み
Facebook最大の強みとしては、顧客情報の情報量の多さです。Twitterや他のSNSと比べ、趣味や家族構成、最終学歴など多くの顧客情報を持つFacebookでは、そのプラットフォームを利用した広告出稿などが多く利用されており、細かくセグメントして広告を打ち出せるため、企業にも人気のSNSです。
Twitterの特徴と強み
次にTwitterですが、Twitterは、Facebookよりも短い言葉で情報発信をするためのツールで、情報を発信することを「つぶやく」と呼んでおり、Twitterによって多くのユーザーが毎日情報発信をしています。Twitterにはどのような特徴や強みがあるのか見ていきましょう。
Twitterの特徴
Twitterの特徴としては、瞬間的に情報を発信できるという特徴があり、瞬時に短い文字で世界中のユーザーに発信ができるため、手軽に利用できることが特徴です。また、Twitterでは、テキスト情報だけではなく、動画や画像なども発信できることから、若い世代が自分で撮影した動画を配信するなど、若い世代を中心に多くのユーザーを抱えています。Twitterのユーザー数は4千万人を超えています。
Twitterの強み
Twitterの強みとしては、マーケティングの視点でいえば、爆発的に拡散することができるということがあります。これは、Twitterの利用者は多く、少ない言葉で情報を拡散することができるため、ニュースなどで事件が報じられた際、そのニュースについてコメントした情報を発信すると一気にその反応が来るというような状況になります。正しく利用すれば効果的ですが、間違えると一気に「炎上」につながります。
Instagramの特徴と強み
Instagramは、写真や動画をアップするだけの発信が多いもので、撮影した写真を少し加工してすぐに投稿できるため、女性を中心に多くのユーザーを持っているSNSです。このInstagramの特徴や強みについても見ていきましょう。
Instagramの特徴
Instagramの特徴としては、写真という文字情報ではない情報発信という点が特徴と言えるでしょう。この写真情報を発信することによって、その写真の内容やファッション、食べ物などに共感を覚えたユーザーが「いいね」や「コメント」をもらうことができ、この「いいね」をもらうための「インスタ映え」は多くのニュースや情報番組に取り上げられ、多くの女性がインスタ映えを目的にお店や旅行に行くことが社会現象となっていました。
Instagramの強み
Instagramの強みとしては、写真や動画で情報発信できることから、「インスタ映え」を目的としたユーザーを集められることや、インパクトのある投稿ができるという点が挙げられます。また、いいねの数やフォロワーの数などで目標設定をすることができるため、デジタルマーケティング活動において目標設定しやすいSNSであると言えるでしょう。
LINEの特徴と強み
次に、LINEですが、LINEは日本中で7千万人以上が利用しているSNSで、LINEによるコミュニケーションは、今や当たり前になってきてきます。今では中学・高校、そして社会においてもLINEを利用した連絡網が作られ、緊急時の連絡手段として利用されています。
LINEの特徴
LINEの特徴は、「未読」「既読」がわかるようになっていることや、特徴的なスタンプを利用することができるSNSで、企業のマーケティングとしては、顧客と1対1でつながることができるツールとなっています。公式LINEアカウントを作ることで、企業として顧客との連絡手段として利用することができ、利用するユーザーからすると普段使っているツールで連絡ができるため、ユーザーにとっての利点も大きいでしょう。
LINEの強み
LINEの強みは、その利用者数の数です。利用者が多いということは、それだけ多くのユーザーとコミュニケーションを図ることができる可能性があり、リピーターの獲得や休眠顧客へのアプローチなどにもLINEは最適なツールと言えるでしょう。
SNSを利用することは
デジタルマーケティングでは必須
現代社会において、デジタルマーケティングは企業のマーケティング活動には重要なポジションにあり、その中でも特にSNSは顧客との接点を持つためには必要不可欠なツールと言えるでしょう。これまでSNSの活用をマーケティングの中に取り入れていない企業は、集客を延ばす新たなツールの一つになるでしょう。
まとめ
これまで、SNSとはどのようなものか、その代表的なツールにはどのようなものがあるのかをご紹介してきました。1ユーザーとしてSNSを利用するのではなく、企業のマーケティングという視点での利用として考えたとき、デジタルマーケティングの中で大きな役割を持つSNSは、とても重要なツールであると言えるでしょう。SNSにはそれぞれ利用するユーザー層に特徴があるため、サービスを利用する層を理解し、情報発信をすることが大切です。