ドメインって何?基礎知識から
取得方法まで解説します。
公開日 2020/12/02
更新日 2021/09/01
ドメインって何?基礎知識から
取得方法まで解説します。
法人や個人がWebサイトを持つ上で、初めてWebサイトを立ち上げる際には、「ドメイン名」が必要になり、ドメイン名をどうするかを検討するのが一般的です。しかし、このドメイン名とは一体何なのか、ドメインとはどのようなものなのかハッキリわからないままとなっている担当者の方も少なくないでしょう。そこで、今回はドメインとはどのようなものなのか基礎知識から取得方法まで解説いたします。
ドメインとは?
そもそも、ドメインとはどのようなものなのでしょうか。一般的な説明としてよく使われているのは「住所」です。人間にも住所があるように、インターネット上のWebサイトにも住所があり、その住所のことをドメインと呼んでいます。「東京都」が都道府県であるように、ドメインにもそれぞれ中身に名前がついています。
ドメインについて
ドメインは、「独自ドメイン」と「サブドメイン」があります。独自ドメインとは、企業などがWebサイトを立ち上げる際に、その住所になるようなものをどのような名前にするかを考えて作れるものが独自ドメインで、例えば「abcde.com」などがあります。一方、サブドメインとは、独自ドメインの中で細かく分散させるドメインのことで、「aaa.abcde.com」や「bbb.abcde.com」などが挙げられます。
ドメイン名とは
WebサイトのURLでは、「https://www.abcde.com」のようにhttpsから始まっており、その中でabcde.comに当たる部分がドメイン名です。その手前のwwwというのは、ホストと呼ばれるもので、企業が決めるドメイン名には「abcde.com」のようなものが挙げられます。
ドメイン検索とは
ドメイン検索とは、ドメインが既に使われているのかなどを検索することができ、ドメイン名の情報や、登録車情報などを調べることができます。このドメイン検索のサービスを提供しているのは「Whois」というサービスで、登録ドメイン名やレジストラ名など、ドメインに関してのあらゆる情報が提供されており、同一ドメインや類似ドメインの存在を確認することができます。
独自ドメインを持つメリット
ここで、独自ドメインを持つメリットについて見ていきましょう。独自ドメインを持つメリットとしては「ユーザーへの信頼度が増す」「他社のサービスに依存しなくて済む」「わかりやすいURLにすることができる」などがあります。それぞれ細かく見ていきましょう。
メリット1:ユーザーへの信頼度が増す
独自ドメインを持つメリットとして、ユーザーへの信頼度が増すというメリットがあります。これは、独自ドメインを持つことで、一般的に無料で利用できるドメインとは異なるアドレスになるため、しっかりと費用をかけて運営しているということがわかり、ユーザーからの信頼を得ることができます。例えば、ホームページ上でメールアドレスが記載されている場合、それがGmailやYahooメールだった場合には、個人で運営しているのではないかという法人としての気質が問われます。そのような印象を持たれないためにも独自ドメインを持つことは必要と言えるでしょう。
メリット2:他社のサービスに依存しなくて済む
Webサービスが広がっている中で、Webサイトの構築自体もさまざまな無料サービスなどが存在します。このようなサービスでは、ドメインが決められており、サービス運営側のサブドメインを利用しているケースがあります。このような場合、サービス提供会社がサービスを停止した、もしくは倒産したなどの場合、ドメインの運用が困難になり、せっかく構築したWebサイトが消えてなくなります。他社のサービスに依存しないためにも、独自ドメインを持つことが大切です。
メリット3:わかりやすいURLにすることができる
次に、わかりやすいURLにすることができるというメリットもあります。こちらは、独自ドメインを持つことでドメインの名前を自分たちで決めることができるため、提供しているサービスや、ブランド名などを利用してドメインにすることができます。ドメイン名をサービス名などと紐づけることで、ブランド力も上がるでしょう。
ドメインの種類
次に、ドメインの種類について見ていきましょう。ドメインの種類には「分野別トップレベルドメイン」「国コードトップレベルドメイン」があります。
トップレベルドメインとは
トップレベルドメインとは、ドメイン名の後ろにある「.(ドット)」以降のものを言い、具体的には「.com」や「.jp」「.net」などがあります。このトップレベルドメインには分野別と国コード別のトップレベルドメインがあります。
分野別トップレベルドメイン
分野別トップレベルドメインとはその名の通り分野ごとにわかれているドメインで、代表的なものには「.com」や「.net」、「.org」、「.info」、「.biz」などがあります。これらのドメインはよく利用されており、短い文字の場合には既に利用されているケースがあります。
国コードトップレベルドメイン
次に、国コード別のトップレベルドメインがあります。これは、その名の通り、国や地域についての情報を記載しているドメインで、代表的なものに「.jp」があります。これは、日本国を意味しており、日本国内に住所があれば取得することができます。ただし、人気のドメインのため希望のドメイン名は付けられない可能性があります。また、期間や組織を表す属性型もあり、「.co.jp」や「.ne.jp」などがそれにあたります。「.co.jp」は株式会社や有限会社等を表しており、「.ne.jp」はネットワークサービス提供会社などを表しています。
ドメイン選定の方法
ここからは、ドメイン名の選定の仕方について見ていきましょう。今回はそれぞれのWebサイトの目的によって、どんなドメインが良いのかを見ていきましょう。
コーポレートサイトの場合
おすすめのドメインは「.co.jp」です。株式会社などの会社を表すコーポレートという情報と、日本国に存在するという情報が盛り込まれているため、こちらがおすすめです。しかし、このドメインは、多くの企業によって利用されているため、希望のドメイン名は既に埋まっていしまっている可能性がありますので、一度検索をしてみると良いでしょう。
ブランドサイトの場合
サービス提供や商品ブランドなど、ブランドサイトを立ち上げている・立ち上げる場合には「.jp」「.com」などがおすすめです。一般的によく利用されており、知られているドメインとなっているため、URLに対しての違和感もなく、お金をかけてドメインを取得しているということがわかります。こちらは、一般的に利用されていることや、多くの企業が利用したいと考えているため、比較的高価なドメインとなります。
キャンペーンサイトやコミュニティサイトの場合
特設サイトやキャンペーンサイトを立ち上げる場合にも、ドメインは「.jp」「.com」がおすすめです。こだわりがない場合にはこちらのドメインにする必要は全くありませんが、サービスサイトやブランドサイト、キャンペーンサイトにおいても一般的によく知られているドメインの方がユーザーは安心するでしょう。
アフィリエイトサイトやブログの場合
個人で運用するアフィリエイトサイトや、ブログサイトにおいては、「.net」などがおすすめです。アフィリエイトで報酬を得ようとする場合には、ユーザーにクリックしてもらう必要があり、そのためにはサイトがユーザーにとって信頼性のあるものでなければなりません。そのため、「.net」などはよく利用されているドメインとなるのでおすすめです。
しかし、ドメインの種類は基本的にはどのようなドメインであっても信頼性のあるものであれば、特にこだわりを持つ必要はないでしょう。これによって検索上位にあがるということは考えにくいです。
ドメインの取得方法
独自ドメインを取得するためにはどのような方法を取ればよいのでしょうか。独自ドメインは、ドメインを販売しているドメインの専門会社や、レンタルサーバーなどを運営している会社で購入し、取得することができます。流れとしては、まずはどんなドメインにしたいのかを検討し、ドメイン名の候補が上がったら、ドメイン販売会社などでドメインが使われていないかを確認します。その後、確認が取れ利用できるようであれば、その名前を設定し、購入します。基本的に、費用はクレジットカードなどで支払うネット上での決済がほとんどです。
まとめ
これまで、ドメインについて基礎知識から取得方法までご紹介してきました。ドメインを持つなら、独自ドメインでの契約をし、サービスやブランドと連動したドメインにすることで、ユーザーからの信頼性の向上など、さまざまなメリットが得られるでしょう。当社では、ドメイン取得から一元的にご提供しております。Webサイトの制作を検討されている場合には、是非ご検討ください。